MATE
古いアパートの裏
錆びた非常階段
コンクリートの隙間
細長い空の下で
あんたは煙草噛んで
前髪をかき上げてる
そんな仕草も全部
大キライだった
どのみち、愛想笑いも
できない女だなんて
先刻御承知なんだろうから
ここまで来たら
好きにすればいい
煮るなり
焼くなり
抱きしめるなり
思えば傷抱えて
歩いた土砂降りの日
あんたを見かけた時
そんな予感もしてた
同病相憐れむ
それだけのつもりが
その後はお決まりの
Chase Gameさ
あんたも切れのいい
口説き文句一つも
持ち合わせちゃいないだろうしね
ここまで来たら
好きにすればいい
煮るなり
焼くなり
抱きしめるなり
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