君が空を好きになる頃

ママの胸で泣いてた君の
頬にそっと触れたのは
誰も記憶に留めないような
ほんの些細な出来事

だけど思いはつながる
ここから次の生命へ
それがボクを動かす
明日の力になる

君が空を好きになる頃ボクはどこにいるだろう
どこか異国で思い出しては立ち止まるかもしれない


たとえ世界を悲しみだけが
塞ぐように見える日も
忘れないでよ未来の歌は
君の中で響いてる

だから今は泣いてる
小さく危うい未来
すぐに弱さを振り捨てて
飛び立つ明日が来る

君が海を見つめ出す頃ボクはどこにいるだろう
遠く手を振る陽炎を見たら笑い返しておくれよ

そうだね、人は流れ星
瞬き、すぐに消えてゆく
でも、その骸を踏み越えて
先に行く者達

さあ、ボクも
疲れた脚をひきずって
もう少し歩こう

君が空を好きになる頃ボクはどこにいるだろう
君が海を見つめ出す頃ボクはどこにいるだろう
君が夢を追いかける頃ボクはどこにいるだろう
君が愛を語り出す頃ボクはどこにいるだろう