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で、21世紀になりました。
といって世紀末だとか新世紀だとか騒いでるのは人間くらいのもので、空も海も魚も鳥も、相も変わらず、淡々 と時を刻んでいる。
それに因んで(全然因んでないってば)事の経緯とこの 歌詞集の説明を少し。

ずいぶん前の話になるが、師匠筋から「大人の童謡を作ろう」という企画話が持ち上がった。
こういう話は、立消えの尻切れトンボになってしまうのが常で、その時もそうだったのだけど「大人の童謡」というコンセプトだけは、胸の中に置き去りになっていた。

去年の11月、血を吹きました。
ちょっと前のプロレスラー、ザ・グレート・カブキを彷彿とさせるな。
そのまま、4週間入院。
この時わかったのは、医者は患者の病気のことだけ考え、生活のことなんか、あんまり考えてくれないこと。ボクはすぐ、病院の中を走り回るぐらい元気になったが、なかなか退院させてもらえず、後半はむしろ、職場に自分の机が残っているかどうかの方が心配だった。
でも、医者と派手にケンカをするワケにもいかず、やがては開き直るしかなかった。

……そうだ、この機会に「あれ」を作ってしまおう……

それでできたのが「これ」です。
読み返してみると、必ずしも成功してるとは言えないけど、贅沢言ったらキリがないしな。ここで一度まとめることにしました。
ここを起点に、次のものを生み出せばいい。

人生、過ごした時間が長くなれば、残りの時間が少なくなる。一種の砂時計みたいなもんですが、タチの悪いことに、全体の容量や、残りの量が、なかなか見えない。
この透明な砂時計と対峙しながら、時々思うことがある。
ボクの言葉達は、やがてもっと広い世界に解き放たれる時がくるんだろうか?
それとも、ボクが死ぬと同時に、風化して消えてしまうものなんだろうか?
うーん、よくわからないや。
でも、自分がこうして言葉を紡ぐために生まれたのは、なんとなくわかる。
なぜ、自分が?たまに不思議に思うけど。

……また、さらさらと時が流れて行きます。

世の中が悪くなっていくと、憂慮している人が、やたら多いみたいです。
日本で「この国は悪くなって行く」という人が多いと思ったら、先進国おしなべての兆候なんだとテレビで言ってた。やれやれ。
確かに全てが、混沌としているように見えるけど、ボクはそれが悪いことだと思っていません。
だって、世界はどう見ても、何度見直しても、絶望の顔に見えないもの。

ボクも相変わらず貧乏で、何一つうまくいっているわけじゃないけど、それでもやたら、生きているのが楽しく
て、動いたり作ったりできるのがうれしくて、歌ったり唸ったりしています。
人生設計はおろか、明日のこともわからずに、血を吹いたり倒れたりするものの、目を醒ましてみれば、また、うれしいことだらけです。

そして、語るべき言葉を過たず語れれば、全てがもっと良くなると、頑なに信じています。

2001,Mar










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